膀胱炎の治療

ここ最近、膀胱炎の患者を数名診る機会を得た。
古書では、「小便淋歴」という。
代表的病症は、頻尿と残尿感。
治療のポイントは、正しい証に基づいて生気を充実させる事が大前提であるが、邪の処理である。
多くは膀胱経に出る。
この際、飛陽よりも、委中から瀉す方が有効な事が多い。
委中は膀胱経の下合穴であり、下合穴は腑の病症に対応する。

胆経に出る場合がある。
この時は、懸鐘(絶骨)に取る。
淋病の名灸穴にこの懸鐘と三陰交の打ち抜きの灸というのがある。
懸鐘は淋病に効くということである。
小便の病気を全て淋という。

標治法は、足の三焦経のめぐりを良くする。
場所は下腿の胆経と膀胱経の間で、委陽~崑崙までに現れる硬結を上から下まで順番に緩めていく。
そしてムノ治療が良く効く。

注意としては、発熱している場合である。やってもいいが、(私はやったが)熱が甚だしいものは腎盂炎の可能性があるので、専門の医療機関を薦める。この見極めと思い切りのよさが大事である。
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# by dentouijutu | 2012-07-24 07:44 | レディース鍼灸

生活も心も豊かな鍼灸師を目指して。

by 臨床ファンタジスタ