2017年 05月 17日
薬アレルギーに対する解毒のお灸
薬アレルギーの患者さん。
服薬すると湿疹が出てかゆくなる。
左の腎虚証で本治法。
標治法は、築賓と合谷に施灸。
このような治療をすると段々と治まってきます。
築賓は、足の少陰腎経に属し、陰維脈のゲキ穴であり、澤田流では解毒の名灸穴とされています。
合谷は、手の陽明大腸経の原穴で、奇経を始め様々な経絡系統が交会します。
大腸経は手の太陰肺経と表裏をなすため、皮膚病全般に効能があります。
理由は、大腸は体を温め潤し養う、津液という体液の津を司るからです。
液は関節や骨髄や脳や臓腑を潤し養うのに対し、津は体表に分布して皮膚呼吸を活発にしています。
また強烈に気を動かす作用があります。
この2穴を組み合わせると、薬毒を洗い流してくれます。
また、腎と大腸は子午陰陽関係ですから、マッスルブラザーズ並みに強力なタッグと言えます。
温熱器を使った施灸法↓
http://chuguin572.jp/tokucyo/on_kyu.html
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by dentouijutu
| 2017-05-17 20:54
| 中宮院の病気治し