乗り物よいの治療

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乗り物よいの治療は、内関と地機に金銀粒を貼付します。

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内関

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地機

これでよわないのですが、中には効かない子がいます。
その場合は、左右の外関を比べて圧痛の強い側に皮内鍼を止めます。

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外関

次に両三陰交に皮内鍼を止めます。

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三陰交

次に左内関ー右公孫に金銀粒を貼ります。

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内関

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公孫

最後に中央厲兌に金銀粒を貼ります。

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厲兌

息子の乗り物よいがひどく相当鍛えられました。
お陰で同じように乗り物よいがひどい子どもさんがいて、お出かけがトラウマになっていたご家族を笑顔にすることができるようになりました。

乗り物よいですが、痰飲が多ければ多いほどひどくなります。
痰飲とは、消化管に留まった栄養分と水分が煮詰まった病理産物です。

A.内関・地機
B.外関・三陰交・内関-公孫・厲兌

という配穴ですが、全て脾胃を調節するツボの組み合わせになっています。
A.の配穴ですが、内関は心包経で、心包経は胃経と子午陰陽関係です。
地機は脾経の郄穴です。
B.の配穴ですが、外関・は三焦経で、三焦経は脾経と子午陰陽関係です。
三陰交はいうまでもなく脾経の重要穴です。
また足の三陰(肝・脾・腎)が交会するツボです。
消化は脾だけでなく肝腎も関わっています。
腎の津液を胃に送って胃を働かせます。
そして命門の火で消化力をあおります。
そして肝血の余気で胆汁を出して消化を助けます。
この三陰を一挙に動かすツボでもあるわけです。
内関-公孫は奇経の陰維脈で、「維」にはつなぐという意味が込められており陰をつなぐ脈が陰維脈と考えて下さい。
厲兌は胃経の末端にある井金穴ですが、井穴は経気が出るところで邪気を出すにはもってこいのツボです。
また『霊枢』根結篇にあるように、厲兌は胃経の根に当たります。
胃経を調節する上でとても大切なツボです。



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by dentouijutu | 2017-02-12 21:36 | 鍼灸師・鍼灸学生のためのお部屋

生活も心も豊かな鍼灸師を目指して。

by 臨床ファンタジスタ