足首の捻挫に対する痛くない鍼と熱くないお灸による治療

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スタッフが足首を捻挫したので応急処置。
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専門外だが頑張ってテーピングを巻く。患者さんであれば鍼で痛みを和らげて、テーピング固定は整骨院さんに行ってもらってコラボで治します。併用した方が治りが早いです。
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痛みの治療~。右足首の内側からアキレス腱の前にかけて痛む。足少陰腎経の流注なので、健康側の左大腸経に子午治療。お弟子さんに左の偏歴穴に鍼をするよう指示。香取式金鍼10番を接触して補う。刺鍼後、歩いてもらうと少し楽とのこと。
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止め灸として温熱器を使って21壮施灸。
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さらに効果を持続させるために金銀粒を貼付して業務に戻ってもらった。
捻挫は、鍼灸治療を併用すると痛みが和らぎ治りが早いです。テーピングで固定した方が登校や通勤が楽なので、自分で巻ける先生はいいですが、僕のようにあまり巻いたことがない先生は、柔道整復師の先生に依頼するといいでしょう。鍼灸治療は色々なやり方がありますが、僕の場合は患部は触りません。患部に鍼をすると余計に腫れて痛むことがあります。手足のツボを使って遠隔的に治療します。痛む流注を割り出して子午治療を施します。奇経治療もよく効きます。外くるぶし周辺が痛ければ外関ー臨泣か申脈ー後谿です。内くるぶし周辺が痛ければ照海ー列缺です。上前腸骨棘の内外の反応点も効きます。そしてなんといっても一番効くのが刺絡です。急性期は末端から井穴刺絡します。日がたつにつれ患部の周辺の血絡に刺絡します。捻挫をすると腫れて炎症します。アイシングして圧迫固定すると楽になりますが、内出血が固まってお血ができます。このお血という病理産物を放置しておくと捻挫が治ってもまた捻挫しやすくなります。捻挫癖です。それだけでなくこのお血が上に昇ると片頭痛が起こりやすくなります。中々片頭痛が治らない患者さんの中に以前に捻挫した方が結構います。【維筋相交】という経絡現象です。
ということで捻挫はもちろんその先を見越して、東洋医学の本領である「未だ病まざるを治する」を実践してください。

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by dentouijutu | 2016-12-21 07:45 | 鍼灸師・鍼灸学生のためのお部屋

生活も心も豊かな鍼灸師を目指して。

by 臨床ファンタジスタ