2015年 11月 16日
緑内障は鍼で治る!
緑内障と白内障と網膜剥離があり、明らかにこれが原因。
本人も目を使うと肩がこると自覚している。
詳細は割愛するが、四診法を総合的に判断して肝虚証とした。
本治法は、右適応側で、曲泉あるいは太衝に補法。
標治法は、臂臑にお灸。例によって左右を比べて圧痛の強い側に多壮、反対側に少壮。
これは、池田政一先生に教えていただいた眼圧を安定させる治療法である。
補助療法は、宮脇奇経腹診より、臨泣ー外関と後谿ー申脈を加える。詳しくは『よくわかる奇経治療』(宮脇和登著)を熟読してください。
経過良好。
肩こりといっても必ず何らかの原因があって肩がこっている。
慢性的な肩こりは原因疾患が背景にある。
ただ単に肩だけを治療してもその場しのぎにしかならず、これを十二経の変動と捉えて治療しないと治らない。
「鍼灸師の一生は肩こりに始まり肩こりに終わる」
間中喜雄先生の言葉を金科玉条とすべしである。
by dentouijutu
| 2015-11-16 15:02
| 中宮院の病気治し