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腎の臓は重さ一斤一両、背の第十四椎に附く、前後臍と平直なり、形石卵の如く色黒紫、両枚ありて胃下の両旁に当たる、腎は本、水臓なり、分けて言うときは左は陰水とす右は陽火とす、王叔和が脉経には右腎を命門として火に属すといへり、是を水中の竜火に象る、人の生を受くるとき先ず二腎を生ず、是に於て左腎の水が肝木を生じ、肝木が心火を生じ、右腎の火が脾土を生じ脾土が肺金を生ず、故に五臓の根元なり、作強の官にして技巧を出す、父母の腎精より子を生ずるゆへ骨髄を主る、故に一身の力を出す。

是動病
空腹なのに食べれない。
顔色が黒くなる。
咳をすると唾液に血が混じる。
声がしわがれる。
息が荒い(動悸)。

所生病
口中が熱する。
口渇。
喉が腫れる。
下腹部から喉にかけて突き上げる感じがする(心臓疾患)。
下痢。
腎経上の痛み。
手足の冷え、足が萎える(下肢麻痺)。
by dentouijutu | 2014-09-10 07:59 | 臓象論

生活も心も豊かな鍼灸師を目指して。

by 臨床ファンタジスタ