本当の古典の治療。

休息で取れる程度の症状や疲労であれば、陰陽のバランスを正すだけでよい。

病気の者は必ず臓腑の相剋のバランスが崩れている。

これを正すのが本当の古典の治療である。

相剋経の虚実が脉状に現れているのなら、従来通り手足の要穴に補瀉を施せばよい。

脉状に虚実が現れていない時は、相剋経の膝から股関節、肘から肩関節までのつまりを取るとよい。

脉に出ていなくても、経絡には反応が出ている。

よく切経すれば分かる。

これをやるのとやらないのとでは、治療効果に雲泥の差がある。

脉は大いに参考になるが総ては分からない、全体の1/8も分かれば御の字ぐらいに思っておくのが丁度よろしい。

脉状の虚実に囚われずに、全体的な相剋のバランスに着目されて、体幹部に近い上腕や大腿の治療を重要視しておられたのが、井上恵理先生、池田太喜男先生の両巨頭である。

太喜男先生は五行の親子と夫婦のトライアングルの治療とおっしゃっている。

実際に見たわけではないが、ご本人の講義録や、お二人の逸話が語られている著書や資料からその一端がうかがえる。

もうお一人、超人的な臨床で経絡治療の可能性を次々に切り開いていかれた、聖人柳下登志夫先生がその人である。

その重要性を教えてもらったし、実際に見させて頂いたが、手の五里や臂臑などを診ておられた。

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by dentouijutu | 2013-11-13 11:54 | 中宮院の病気治し

生活も心も豊かな鍼灸師を目指して。

by 臨床ファンタジスタ