腎虚気滞瘀血

患者、50代男性。

左ひざ内側(肝経)の痛み。

胸から頭がボーっとするような何とも言えないしんどさ。

本人は鬱かなと言っている。

寝汗がひどい。

既往歴は慢性肝炎。

脉診、浮・滑、按じて空虚。腎が虚して肝が実っしている。

舌診

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左舌辺から中央にかけてやや剥離が見られる。

左膝痛と一致する。

基本的に両辺が無苔。

これは肝が慢性的な熱でやられている。

脉、滑と厚膩苔から痰もある。

舌尖の赤みが強い。

これが頭にきている。

腎陰の著しい不足から、虚熱が心を衝いているのだろう。

寝汗は腎陰と心陰の不足から心陽が亢進している。

肝に鬱熱がこもり、発散を悪くして膝内側に痛みが出たと思われる。

陰谷を補って、曲泉に瀉法。

治療後の舌。

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剥離が回復している。全体に津液が増えている。

必ず癒えるだろう。
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by dentouijutu | 2013-03-26 20:11 | 中宮院の病気治し

生活も心も豊かな鍼灸師を目指して。